キャンドルライトで雰囲気を表現

人生で大切なことって何?耳が聞こえるようになりたいか聞かれた

ぼくは耳が聞こえない

「愛している」の手話の輪

 

突然ですが、ぼくは1歳の時から、完全に耳が聞こえません!

こんにちは!耳が聞こえないブロガーこと、星夜見ほしよみです。

結論から言うと、人生で大切なことは、今「ある」ものに目を向けるということです。

 

ぼくは、赤ちゃんの頃、ひどい喘息によって入退院を繰り返していました。

そんな時、運が悪かったのか入院していた病院で、院内感染があったのです。

感染でかかった病気を治すために使った薬の副作用で、耳が聞こえなくなったことを母から聞きました。

その時から、ぼくは音が消えた世界で、ずっと生きつづけています!

 

不思議なバーのマスターに出会う

バーのイメージ画像

 

ある日、職場の先輩に誘われてバーに行ったことがあります。

そしたらバーのマスターが、妙に達観してるような方で、すごく深い話をたくさんしてくれたのです。

なんでも、習字を書いたり教えている書作家で、数年後にお坊さんになることを目指しているのだとか・・・!

不思議なオーラをかもしだす、今まで出会ったことのない感性の持ち主に出会いました!

 

マスターは、ぼくが耳が聞こえないことを知ると、タブレットと無線接続で使えるキーボードを用意して、文章を打ちあいながらコミュニケーションをとってくれました。

 

マスターの深い話

キャンドルライトで雰囲気を表現

 

マスターは、 障害とか覚悟のこと、人間のこと、人生や恋愛のことなどを話してくれました。

その中でも、すごく感じるものがあった話を取り上げていきます!

バーのマスターマスター

人間は何かを失わないと大切さに気づけない。
だから、「元々ない人」からたくさん学ぶんですよね!

もともと何かをもっていないある人がね、
こんなことを言っていたんですよ。

「暗闇。本当の暗闇にいる人は、針の穴ほどの光でさえ、
そこに神がいると思うものだ」ってね。

闇というのは、おそらく、真っ暗闇なんじゃなくって、
闇を探すためのものなんだって。

オレには、全ては分からないけれども、
ほしよみさんは、言い方が乱暴かもしれないけれども、
耳が普通の人のように聴こえることは一生涯ないと分かっているんだよね。

けど、それって「覚悟」なんだとオレは思う!

覚悟ってさ愛なんだよね!
自分をどれだけ愛せるかってさ。
みんなが悩んで苦しんでいることさ。
オレもね。ママもね。お客さんもさ。

でも、覚悟あるって、尊いことなのさ!
だから、オレたちは、たくさん感じなけれならないんだよね!

それを死んでしまった親友から教わったよ。

ほしよみほしよみ
マスターさんが、今までどんな風に人生を歩んできて、
何を想い、どんなことを学んできたのか、とっても気になってきました!
バーのマスターマスター

人ってさ、バカだから、
失ってみないと分からないことのほうが断然多いんですよね。

失いたくないと思うからこそ、カッコつけたり、
よく見られようとしたり・・・忙しいよね。

でもさ、本当に失えないものって、
自分の軸なんだと思うよ。

「自信」とか、そんなものはいらなくて、
もっと事実を受け入れることが大切なんだってオレは思う。

ほしよみほしよみ
・・・。(マスターが話していることの意味を必死に考えている)

当時、マスターの話を聞いた時は、「事実を受け入れる」っていうのが、どういうことなのか分かりませんでした。

でも、今になって考えてみると、どんな自分も「ありのまま」受け入れることだと気づきました。

 

誰にでも、イヤだと思っている自分の部分がありますよね。逆に、好きな部分もある。

全てひっくるめて、「自分」なのです。イヤな部分も否定するのではなく、受け入れる。

それが「事実を受け入れる」ことであり、受け入れてはじめて、ブレない自分の軸が出来ていくってことなのだと考えています。

 

バーのマスターマスター

オレにとって大事なのは、「軸」なんです。
これが揺らぐと、自分が生きている今の意味さえ失ってしまうのです。

では、軸とは何か。
めぐり会う人そのものを引きうけ、感謝し、
その人の、その人なりの幸せを、日々いのること。

・・・・・・イエス・キリストかよ。

ともかくオレは、それを「芯」あるいは「灯り」とよんでいます。

 

ほしよみほしよみ

「芯」も「灯り」も共通しているのは、
やっぱり大切な人との出会いなんですね。

昔は自分のことが嫌いでした。
だから人のことも愛せてなかったんだと思います。
そのことに気づかせてくれたのが大切な人なのです。

だから、会えなくなった今でも、ずっと大切な人の存在がぼくの中にいます。
ぼくが夢をもてているのも、大切な人がきっかけなのです。

それが、ぼくにとっての「芯」であり、「灯り」です。

バーのマスターマスター

自明自灯
じみょうじとう

これは直訳すると、
「おのれを、自らの灯火とせよ。」という言葉です。
答えはただ、一筋に自分にしかありえないという意味です。

ほしよみさんは、それを体感されているのですね。
仏教ではそれを、色読しきどくといいます。

実際に。

感じること。
味わうこと。
共感し実践すること。

これは、ほとんどの人が出来ることなのです。

それは、素晴らしくも、普通でも、愚かでもない。
人として、脳が司る本能のままであることなのだと、オレは思います。

マスターの雰囲気は、何を考えているのか分からないけれど、深くて慈しむような静かな目をしていました。

難しい話ばかりだったけれど、すっかりマスターの雰囲気と世界観にのみ込まれてしまいました。

当時分からなくても、あとから振り返ってみると、こういう意味だったのかな?って気づくことが多かったです。

 

聴力がほしいですよね?

 

マスターと話しているうちに、話の流れで「聴力がほしいですよね?」と聞かれました。

バーのマスターマスター
ほしよみさんは、耳が聞こえるようになりたいですよね?
ほしよみほしよみ

耳が聞こえるようになりたくない。
そういえば嘘になります。当然、聴力はほしいです。

でも、もし耳が聞こえていたなら、
今まで出会った人たちとは出会うことはなかったでしょう。

そして、今とは全くちがう人生を歩んで、
今のぼくとは別の人間になっていたでしょう。

そう考えると、
聞こえないということも「ぼく」という存在の一部です。

バーのマスターマスター

ほしよみさんの、その心が仏教でいう
「足るを知る」ということなんです。
「足るを知る」とは、今「ある」もので十分満足できることなんです。

全てが備わってるのに、なぜ、人は求めるのでしょうか。

それは、ここ100年くらいに渡って、
進化の快感を味わいすぎてきたからなのではないかと、
オレは今日友達とお話してきたんです。

人生で大切なことは今「ある」ことに目を向ける

幸せの象徴「白いハト」

 

マスターとのお話で、いろんな学びがありました。

人は、「今もっているもの」よりも、「ないもの」に目を向けがちです。

例えばお金がない、時間がない、愛されていない、自分には何の才能もないといった、あらゆることです。

 

「ないもの」ばかり目を向けていては、どれだけ豊かになったところで次から次へと「ないもの」を求めることになり、永遠に心が満たされることはありません。

人生で大切なことは、「今あるもの」に目を向けるように意識して感謝しつづけることです。

そうすることで、心が満たされるのはもちろん、不思議とほしかったものが手に入るようになり人生が好転していきます。

 

例として、応援してくれる人がいても、そこに批判や悪口を言ってくる人がいると、どうしてもマイナスなほうに心が引きずられてしまいますよね。

そういう時こそ、自分に心ない言葉をかけてくる人よりも、応援してくれる人のほうに目を向けて「心の灯り」とする。

それが「今あるもの」に目を向けていることになり、もっと応援してくれる人があらわれます。

 

「ない」と思いながら何かを欲しがるよりも、「ある」ものに目を向けて感謝していたほうが、すんなりと欲しいものが手に入る。

それなら、「あるもの」に目を向けたほうが遥かに何倍もいいです!